小田川柳井原地区のポンプゲートと除塵設備一式を施工した工事が2023年3月に完成。
2018年7月の西日本豪雨で、倉敷市真備町地区が甚大な水害に襲われニュースとしても大きく取り上げられました。
小田川と高梁川が合流する一帯は上流で大雨が降ると水害が起きやすい低地になっており、川の流れをスムーズにし小田川と高梁川の水位を下げる小田川合流点付替え事業が 2023年度末を完成予定とし現在も続いております。
弊社は合流点付替え事業に伴って、新たにポンプゲート(ポンプ口径φ800×2基)・除塵設備(引き上げ式除塵機・水平ベルトコンベア)・操作設備の製作、据付をおこないました。
ポンプゲート(ゲートに水中ポンプが組み込まれたもの)と除塵設備が連動し、本川の水位が上昇すると居住地へ逆流させないようにゲートが閉まり、内水位が上昇するとポンプで内水を強制的に排出。
また除塵機が作動してゴミを掻揚げ、水平コンベアで搬送しポンプが詰まるのを防ぎます。
身近でおきた豪雨災害。
小田川がより安全な川となる大規模な河川工事事業の一端を担い、地域の方のこれからの生活を守るため、仕事に真摯に向き合っていくという強い想いを再確認した工事となりました。